株式会社クロカワストック

ストックの育種と採種

new アーリーアイアンホワイト
アーリーアイアンホワイト
 早生・有毛のスタンダードタイプであり、花は中輪で、花色は純白度が高い品種である。不成形子葉の割合が高いため、八重鑑別はやや難である。
 類似品種のアイアンホワイトと比較して、暖地においては開花が約2週間早いものの、草丈は10〜15cm高く、茎の太さ・硬さとも十分あるため、電照栽培による開花促進栽培も可能と思われる。
 育成地(千葉県館山市)における開花期は、8月上旬播種では12月中旬〜下旬の開花であり、9月上旬播種の場合は翌年1月下旬からの開花となる。
new アーリーアイアンチェリー
アーリーアイアンチェリー
 早生・有毛のスタンダードタイプであり、花は中輪で、花色は薄ピンク色である。類似品種のアイアンチェリーよりわずかに薄い花色であり、カルテットチェリーとほぼ同色である。不成形子葉の割合が高いため、八重鑑別はやや難である。
 類似品種のアイアンチェリーと比較して、暖地においては開花が約10日早く、草丈はほぼ同じである。アイアンチェリーの花房が団子状になる性質はなく、花首が曲がる性質は今のところ見られない。茎の太さ・硬さとも十分にある。
 育成地(千葉県館山市)における開花期は、8月上旬播種では12月中旬〜下旬の開花であり、9月上旬播種の場合は翌年1月下旬からの開花となる。
new アーリーアイアンローズピンク
アーリーアイアンローズピンク
 早生・有毛のスタンダードタイプであり、花は中輪で、花色は濃いピンク(ローズピンク)である。類似品種のアイアンローズピンクと同色である。太陽光線による退色が見られる。不成形子葉の割合が高く、八重鑑別はやや難である。
 類似品種のアイアンローズピンクと比較して、暖地においては開花が20日程度早い。花穂部の詰まりおよびボリューム感はアイアンローズピンクほどではないものの、まずまずであり、茎の硬さも中程度以上である。
 育成地(千葉県館山市)における開花期は、8月上旬播種では12月中旬に開花、9月上旬播種の場合は翌年1月下旬からの開花となる。
new アーリーアイアンディープイエロー
アーリーアイアンディープイエロー
 早生・有毛のスタンダードタイプであり、花は中輪で、花色は濃いクリームイエローである。類似品種のアイアンイエローより濃い花色であり、キッドイエロー、アイアンディープイエローとほぼ同色である。葉は大きめであるが、花穂部の詰まりは良く、茎は太くて非常に硬い。不成形子葉の割合が低く、八重鑑別は比較的容易である。
 暖地においては、キッドイエローより開花が約2週間程度遅いが草丈は約10cm高い。また、アイアンディープイエロー、アイアンイエローより約2週間早いが草丈はやや低い。
 育成地(千葉県館山市)における開花期は、8月上旬播種では12月下旬の開花であり、9月上旬播種の場合は翌年1月下旬〜2月上旬の開花となる。
アーリーアイアンマリン
アーリーアイアンマリン
 早生・有毛のスタンダードタイプであり、花は中輪で、花色は薄い紫色であり、類似品種のアイアンマリンと同色である。花穂部の詰まりは普通であるが、生育後半の灌水量が多い場合は間延びすることもある点で注意が必要である。茎はかなり硬い。不成形子葉の割合が高く、八重鑑別はやや難である。
 類似品種のアイアンマリンと比べて、暖地においては開花が約2週間早い。
 育成地(千葉県館山市)における開花期は、8月上旬播種では12月上旬〜中旬の開花であり、9月上旬播種の場合は翌年1月中旬からの開花となる。
new ベイビーハイダブルイエロー
ベイビーハイダブルイエロー
 本品種はベイビーシリーズの新品種である。通称オールダブル系といわれる品種であり、八重率は90%以上となる。現在、販売しているベイビーハイダブルクリームと比較して、花色は少し濃いが、その他の性質はほぼ同じである。ただし、ベイビーイエローの花色よりわずかに薄い。
 分枝の旺盛度は中程度である。通気が良くない栽培状況によって主茎が伸びて、本来の草姿とは違うものになり兼ねないので、主茎が伸びる直前にピンチする栽培をお勧めしたい。
 育成地(千葉県館山市)における開花期は、8月上旬播種で、11月上旬〜中旬に開花する。
アイアンホワイト
 
アイアンホワイト
 早生・有毛のスタンダードタイプで純白度が高く、花は中輪、茎は太く硬い。国内主力品種の一つ。
 育成地(千葉県館山市)における開花期は、9月上旬播種の場合、2月中旬〜下旬の開花となる。
アイアンチェリー
 
アイアンチェリー
 早生〜中生・有毛のスタンダードタイプで淡いピンク色の品種。国内主力品種の一つ。かつて主力であった朝波と同等のサーモンピンク系の色味である。八重鑑別はやや難である。
アイアンマリン
 
アイアンマリン
 早生・有毛のスタンダードタイプで淡い紫色の品種。ホワイト・チェリーとともに国内では特に人気の花色で、主力の品種である。アイアンシリーズの中では開花期・草丈・八重鑑別難易度とも中程度である。
アイアンピンク
 
アイアンピンク
 早生・有毛のスタンダードタイプで花はやや大輪、明るいピンク色の品種である。ホワイト・チェリー・マリンに次いで人気の定番品種である。
アローホワイト
 
アローホワイト
 早生〜中生・有毛のスタンダードタイプのオールダブル系品種であり寒王の改良品種ともいえる。アイアンホワイトと比較して、開花は1週間ほど遅れるが、草丈はやや高い。
 純白度は低いが、海外では作型が適し、八重鑑別が省力化できる点で主力の品種となっている。
アーリーアローホワイト
 
アーリーアローホワイト
 極早生・有毛のスタンダードタイプのオールダブル系品種である。アローホワイトと比べて開花は早いが、草丈がやや低い。純白度は低い。
 極早生のため、アイアンシリーズと同様、早播きによる開花の不揃いが起こりやすいため、作型に注意が必要である。
カルテットホワイト
 
カルテットホワイト
 極早生・有毛のスプレータイプで純白度の高い品種である。カルテットシリーズの中でも開花は早い部類であり、分枝性は高いが草丈はやや低い。花のまとまりが良い。
 アイアンシリーズ同様、ホワイトは国内で最も販売量の多い主力品種である。
カルテットチェリー
 
カルテットチェリー
 極早生・有毛のスプレータイプの淡いピンク色の品種。国内主力品種の一つ。アイアンチェリーよりやや薄い花色である。カルテットシリーズの中では、開花は早め、分枝性は高く、花のまとまりは良いが、草丈は若干低い。
カルテットマリン
 
カルテットマリン
 極早生・有毛のスプレータイプで、赤みの少ない淡い紫色の品種。アイアンマリンと同等の花色である。国内主力品種の一つ。他のカルテットシリーズより1週間ほど開花が遅いが、草丈がやや高い。
スパークホワイトII
 
スパークホワイトII
 極早生・有毛のスプレータイプで、オールダブル系の品種である。カルテットホワイトと比べて純白度が低いが、開花期、草丈、小花の大きさ・密着度はいずれもほぼ同等である。
 アローホワイトと同様、八重鑑別が省力化できるため、海外での需要が高い品種である。
スパークイエロー
 
スパークイエロー
 極早生・有毛のスプレータイプで、花色はクリームイエローのオールダブル系品種である。類似品種のカルテットイエローIIと比べて開花は2週間ほど遅れるが、草丈は10〜15cmほど高い。
ハイカルテットホワイト
 
ハイカルテットホワイト
 極早生・有毛のスプレータイプで、従来のカルテットホワイトよりも開花が10〜15日早く、草丈が10〜13cmほど高い。カルテットシリーズの年内の早期出荷で草丈が取れない点を解消すべく作出された。
 茎が細め、枝数が少ない、花穂部の詰まりがやや粗くなりやすい欠点もあるため、中間地・寒高冷地における早期出荷を狙った作型に向いている。
 現在、チェリー、マリンを含めた3色が展開されている。
 ※写真左:カルテットホワイト、右:ハイカルテットホワイト
ベイビーローズ
 
ベイビーローズ
 極早生・有毛の矮性タイプで、分枝は中程度の品種である。花色は同シリーズのベイビーレッドより薄い赤色で、太陽光線による退色が起こらない。八重鑑別の難易度は中程度である。
 開花の早さは同シリーズの中でも平均的な早さである。
ベイビーパープル
 
ベイビーパープル
 極早生・有毛の矮性タイプで、分枝は中程度の品種である。花色は濃い紫色で、太陽光線による退色が起こらない。八重鑑別の難易度は中程度である。
 開花の早さは同シリーズの中でも平均的な早さであるが、草丈はやや低い。
弊社での種子の販売は行っておりません。
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